ニコニコ動画2013年の好きな動画10選

今年は例年よりマイリストした動画自体は少なかったのですが、いざ選んでみると、好きな動画はたくさんあって、選ぶのが難しいくらいでした。毎年のことながら、動画を投稿してくださった皆さんに感謝です。

【全部俺】絶対聴いたことある洋楽トランスメドレー by たろう16bit

D

まずは、いつも素晴らしいクオリティの動画を投稿しているたろう16bitさんの、ひときわ素晴らしいこちらの動画を。洋楽の名曲をメドレー形式で紹介してくれる動画なのですが、動画作成、歌、アレンジ、どれを取っても、びっくりしてしまうくらいのクオリティです。138万再生も納得ですね。

曲の解説からも、それぞれの楽曲に対しての想いが伝わってきます。

柱の男ワムウが「BLOODY STREAM」を歌ってくれた

D

一転して思わず笑顔になってしまうこちらの動画を。去年末から今年の前半にかけて放映されたジョジョの奇妙な冒険のアニメは、スタッフのこだわりが感じられる作りでとても楽しめたのですが、この動画はその中の1シーンのパロディというか何というか…ひとまず見てみてください。作者さんのテクニックに脱帽です。時々挟まれるネタも秀逸ですね。

VOCALOID】アニメ風ショートPV集【つけてみた】

D

今年もVOCALOID界隈は新しい楽曲が次々と投稿されて、活況でした。ただ、人気のある投稿者さんが固定されてきているのが問題と言えば問題で…この動画はショートPV集としてのクオリティはもちろんのこと、そういう状況で新しい曲を知る切っ掛けとしても意義のある試みだなあと想います。

僕はこのPV集の中では、ジェシカ3331がいいなあと思いました。

【第10回MMD杯本選】霊夢とミクでサンドウィッチマン

D

今年もMikuMikuDanceを使った動画を投稿するお祭り、MMD杯は盛況でした。回を重ねるごとに全体的なクオリティが上がっていて、MMD杯受賞作品タグを巡回すれば間違いなく楽しめると思います。

いろいろな動画の中で、つい繰り返し見てしまうのがこちらの動画です。サンドウィッチマンのコントのトレースなので、元のコントが面白いから動画も面白いんじゃない、ということは言われそうなのですが、ミクと霊夢にやらせることで、また違った味わいがあるんですよね。表情の付け方とかすごく上手いですし。何回見ても楽しい動画です。

【MMDドラマフェス2遅刻】公安39課

D

同じくMMD作品から、本格的なアニメ作品になっているこちらの動画を。設定は攻殻機動隊のパロディな感じなのですが、ストーリーは完全にオリジナルで、しかも「アンドロイド」というテーマに則したしっかりした内容です。

これだけの絵を動かすために、どれだけの時間がかかったのでしょうか。これを個人レベルで作る人が出てきてしまったということに、時代の流れを感じます。

【江戸のMMD】 夏の郷 【初音ミク人形】

D

MMDはMMDでも、こちらは江戸のMMD。江戸糸あやつり人形ミクさんを使った動画です。あやつり人形ミクさんは、最初はちょっと怖いかもしれませんが、見ていくとだんだん可愛く見えてきます。昔から日本では、人形に人の心を通わせるという芸能があったのですね。

エミネムさんがエミ教シリーズの作り方を教えてくれるそうです

D

ニコニコ動画には、嘘字幕シリーズというジャンルの動画がありまして、これは海外の映画やPVに実際にしゃべっているのとは違う字幕を付けて、いろいろなことを喋らせるというものです。「ヒトラー ~最期の12日間~」という映画の1シーンに字幕を付けたものが特に有名です。

こちらの動画は、エミネムの「Lose Yourself」という楽曲の嘘字幕で、なぜか「エミネムがやたらと親切に色々なことを教えてくれる」というシリーズです。今年はこのシリーズがなぜか凄く流行りました。その中でもこの動画が印象に残ったのは、動画の内容のメタさに思わず笑ってしまうということもあるのですが、全体的な完成度が高いということと、「オレも動画作ってみようかな…」という気にさせるところだと思います。こういう自己言及的なノウハウ動画のようなものが結構人気が出るのはニコニコの特徴かなと思います。

まどか☆マギカ「コネクト」を、ヴァイオリンで演奏してみた

D

プロのアーティストがニコニコでアピールするというのは、以前からあったのですが、今年はさらに増えてきた感じがします。その中でも、このヴァイオリニストの石川綾子さんは、ホントのほんとにガチプロであり、その凄さは演奏を聞いてもらえればわかります。

いろいろな動画を投稿しているのですが、このコネクトの演奏が一番わかりやすい気がします。開始30秒で、「こりゃすげーわ」と思うと思います。

【進撃の巨人OP実写化】進撃の魚人【水泳部員】

D

一転して清々しいまでのネタ動画を。この水泳部員さんは自分を素材に使ったアニメOP実写化動画を上げているのですが、謎の自己主張と晴れやか過ぎる笑顔、回を増すごとに上達する編集技術で視聴者を混乱させます。この動画のネタは、大ヒットしたアニメ「進撃の巨人」1期のオープニングテーマですね。

こういう動画が投稿されて、人気が出続けてほしいなと心から思います。

ファミコン実機を使ってロックマン2を合奏してみた【NES BAND】

D

最後は、リアルタイムでプレイしていた人にとっては懐かしすぎるこちらの動画を。ファミコンMIDIキーボードをつないで、内部の音源を使って演奏しているバンドです。なにしろ内蔵音源をそのまま呼び出しているので、原音に対する忠実度は100%です。BGMだけでなく、SEもそのまま鳴るのが凄いですね。

こういう動画を見ると、遊び方の可能性を制限する必要はないんだなあと思います。

今年もニコ動の動画でたくさん楽しむことができました。投稿者の皆さんに感謝です!

ニコニコ動画2012年の好きな動画10選

ニコニコ動画では今年もたくさんの面白い動画が投稿されました。手間がかかる動画作成を行なって投稿してくださった皆さん、どうもありがとうございます。

ニコニコ動画では2010年から動画アワードという試みをおこなっておりまして、これはユーザーの投票で面白い動画を選ぼうという企画なのですが、最近は見ている人が多くて秀逸な動画はだいたいこの動画アワードで取り上げられるようになりました。

なので、ユーザーが動画を紹介する意義は薄れてるのかなあ…と思いつつ2012年のマイリストを眺めていたのですが、個人的に好きだけど動画アワードには出てこない動画が結構ありましたので、今年もまとめてみることにしました。

【MMD】Clockworks【HD版】

D

もはやニコニコ動画だけではなくて、インターネットでも最大級のUGC(User Generated Contents)イベントとなったMMD杯。今年も素晴らしい動画がたくさん投稿されました。第8回総合優勝のMMDDFF、第9回総合優勝のMMDスーパーロボット大戦Zは圧倒的だったのですが、個人的に好きな作品を2本挙げたいと思います。

一つは、かわいいキャラクターたちが時計をモチーフとした不思議な構造体に登るという作品。言ってしまえばそれだけなのですが、実はこの構造物はMMDの物理シミュレーションで実際に動作する機械式時計になっているんです。こちらの動画でモデルが配布されています。まず物理シミュレーションで機械式時計を再現してそれを建物にするというアイディアが素晴らしい。さらに、キャラクターの動きが本当に自然です。こんな風にキャラクターを動かすのは並大抵のことではありません。各種シェーダを駆使した映像の美しさ、SEの付け方も凄いです。初めて見たときはあまりの完成度に唖然としてしまいました。

【第8回MMD杯本選】ヒャダインのカカカタ☆カタオモイ-C【KAITO・ミク】

D

もう一つはニコニコらしい、無条件で笑顔になってしまう動画を。「ヒャダインのカカカタ☆カタオモイ-C」は2011年のアニメ「日常」のオープニングテーマ曲で、とても楽しい曲なのですが、この動画はそれのVocaloidカバーにキャラクターのダンスを組み合わせています。Vocaloidカバー、ダンスの振付、モデルなどは投稿者ではない他の方が作成したもので、何次創作かわからないくらい、いろいろな人の手を経た作品です。

ダンスモーションの秀逸さもさることながら、絵作りやエフェクトの使い方がとにかく楽しい感じに統一されていて、完成度が凄いです。疲れている時に見るといいかもしれないですね。

かっこいい審判が 吹 っ 切 れ た

D

これは…手間のかかり方からすると他の動画と二桁くらい違うのかもしれないのですが、とにかく好きな動画なんですよね。画面でかっこいい三振のコールをしているのは、ニコニコではかっこいい審判と呼ばれる敷田審判です。「吹っ切れた」というのは2010年頃流行ったネタで、ラマーズPさんの曲おちゃめ機能のインストに合わせてキャラクターをループで動かすというものです。今でも時々投稿されてます。

敷田審判のキレのある動きとルイス投手のステップ、画面に明滅する144kmの表示がなんともリズミカルかつシュールで、思わず笑ってしまいます。これで面白くなるというのは一種の発明ですね。

ミニ四駆を超軽量化してみた

D

今20~30代の男性なら、子供の頃ミニ四駆をいろいろ改造して楽しんでいた思い出があるのではないかと思います。特に軽量化は大きな効果があるので、シャーシに穴を開けたりしていたのではないでしょうか。この動画を見ると、そういう思い出が蘇ってきますね。と言っても使っている技術は、カーボンの板を切り出して組み合わせたり、ボディを真空成形したりと、大人げない大人の本気という感じで、どういうのができるんだろと見ていてワクワクしてきます。こういう大人の遊びっていいですよね。

AKB48ヘビーローテーション」をソウルフルに歌ってみた。

D

ヘビーローテーションは言わずと知れたAKB48のヒット曲ですが、それのアコースティックアレンジです。コメントが荒れているのが残念なのですが、こうやって聞くとすごく良い曲なんだなあと思います。特に詩が良いですよね。
曲っていろいろな形にアレンジされると新しい魅力に気づくことが多いと思うのですが、私たちの従来の環境では、そういう形で音楽に親しむことはなかなかできませんでした。ニコニコ動画のようなUGCを通してそういった楽しみ方ができるようになったのは素晴らしいことだと思います。

劇的ビフォーアフターのテーマを弾いてみた【2台ピアノ+バンド】

D

歌ってみたカテゴリから紹介したので、演奏してみたカテゴリからも一曲。劇的ビフォーアフターと言えば、テーマ曲がとても印象的な番組ですが、この動画はそのテーマ曲を2台のピアノとギター、ベース、ドラムという構成でバンドアレンジしています。演奏している人たちの技術が高いのはもちろんのこと、見ていて演奏してる時の楽しさが伝わってくるのが良いですね。特に中盤のピアノソロのところとかはノリノリです。もし動画を見て、ピアノ演奏が気に入ったら、演奏しているまらしぃさんや事務員Gさんの他の動画も見てみてください。特にまらしぃさんのVocaloid曲メドレーはとても良かったです。

【一人で】インド人類は繁栄しました【踊ってみた】

D

踊ってみたカテゴリからはこの動画を。複雑な経緯がある動画なので解説が必要だと思うのですが、まずニコニコ動画には「インド映画MAD」というジャンルがありまして、これはインド映画に特徴的な集団でダンスするシーンをアニメなどの曲に合わせて編集したものです。インド映画の踊りは独特なキレがあって、見ていてとても面白いです。
そして2012年に放映されたアニメ「人類は衰退しました」のオープニングテーマ「リアルワールド」で作られたインド映画MADがこちらの動画。インド映画MADの中でも秀逸な作品で、既に100万再生を超えています。そしてこの動画の振り付けで実際に踊ってしまったのがこちらの動画なんです。

インド映画MADの踊りは複雑に切り貼りされているので、実際に踊ると難易度はかなり高いはず。しかもインド映画の踊りの独特のキレも見事に再現されていて、見ていて本当に楽しいです。傍から見たらバカやってるという感じだとは思うのですが、こういうノリをずっと肯定できるようでありたいです。

アニメアイドルマスターのさりげない描写を褒める動画

D

アニメアイドルマスターは、スタッフの愛溢れる作りこみで、Fate/Zeroと共に2011年を代表するアニメとなりました。この動画は、そのアニメアイドルマスターの、普通は気づかないような細かい作りこみを解説する動画です。

いろいろなメディアで発表される作品は、最近は叩かれることが多いのですが、良い作品は賞賛していったほうが見る方も作る方も幸せになるのではないかなと思います。そういう意味で、こういう「褒める」試みは素晴らしいと思います。

【オリジナルソング】ソルティライチ【PV】

D

ソルティライチ、美味しいですよね。少ししょっぱい味とライチの香り、自然な甘さがあって、運動をしたあとに飲むとすごく美味しいです。この動画は、こんなソルティライチに対する愛が溢れすぎた人たちが、勝手にPVを作ってしまったというものです。映像も曲も爽やかですごく良くできてます。きっとソルティライチを作った人がこれを見たら、凄く嬉しいんじゃないかなあと思います。

MV 『ゴーゴー幽霊船』

D

動画アワードで紹介された動画については書かないと言いつつも、最後に一つだけ。様々なVocaloid曲をヒットさせたハチさんが、別名義で投稿した作品です。歌も本人によるものです。独特な世界観の曲も良いのですが、コミック形式の独特なテイストのイラストとのマッチングが凄いです。これは見ていて痺れました。こういう新しいものを見られるというのはニコニコ動画の大きな魅力ですね。

ということで、10作品を取り上げてみました。来年も面白い動画がたくさん投稿されるといいなあと思います。

2011年ニコニコ動画個人的な十選

今年はブログ記事を書けなかったのですが、やっぱりニコニコ動画のファンとしてこれはやらなくては…ということで、2011年のおすすめ動画を十個紹介したいと思います。

もしよければ、2009年2010年の記事も併せてどうぞ。

【第6回MMD杯本選】Nostalogic (single edit) 【日高 舞】

D
まずは、今年早々に行われた第6回MMD杯から、こちらの動画を。「ミクのPVを作るための」ツールとして生まれた3DモデリングツールMikuMikuDanceも、今年で4年目を迎えました。今年は本体プログラムの更新が止まり、心配な部分もあったのですが、配布されるモデルやモーションはますます充実していますし、シェーダを自由に差し替えることができるMikuMikuEffectを使ったノウハウが広まり、制作環境はますます充実しています。

その中で開催された第6回、第7回のMMD杯はいずれも多くの参加者を集め、盛況でした。素晴らしい動画がたくさんあったのですが、個人的に印象が強かったのはこの動画です。ちょっと出自が複雑な動画なので説明しますと、まずVOCALOIDMEIKOによるオリジナルの楽曲があり、それを受けてプロの舞踏家であるYumikoさんが踊ってみたをアップし、そのモーションをのりさんが半年の歳月をかけて驚異的なモーショントレースを行い、そのモーションと狡猾全裸富竹P作の日高舞モデルを使用して、さぼてんPさんが動画を作成した…と、一体何次創作になるのかわからない、ニコニコ動画らしい作品だと思います。

日高舞というのはアイドルマスターのキャラクターで、プレイヤーキャラのお母さんであり、元伝説のアイドル…という設定です。この動画は、MikuMikuDanceの作品としては珍しく、大人の女性の妖艶な魅力を表現していると思います。こういう表現ってあまり見たことがないです。

「この動画を見て、ロリコンが直りました」というコメントがあって吹いてしまったのですが、本当にそのくらいの威力がある動画だと思います。

『ハッピーシンセサイザ』をトークボックス演奏で歌ってみた

D
ハッピーシンセサイザは去年アップロードされたGUMIによるVOCALOID曲ですが、二次創作の幅広さという意味では、千本桜等と並んで、今年ニコニコで流行った曲の一つだったのではないかと思います。

この動画は、この曲をTalkBoxという技術で演奏した作品です。TalkBoxというのは、シンセサイザーの音をチューブを通して口に送り込み、口で発音しているような効果を加える…という、言わば人力エフェクタと言うべき技術です。

動画編集もおしゃれですし、TalkBoxによる演奏が元の曲にとてもマッチしていて、見ていてとても楽しい動画になっていると思います。

おっさんがハッピーシンセサイザを踊ってみた

D
ハッピーシンセサイザ関連でもう一つ。今年ハッピーシンセサイザが流行った理由の一つは、めろちんさんによる素晴らしい振り付けだと思います。これがまた本当に楽しくて可愛らしい振り付けで、男性であるめろちんさんが踊っている動画なのに、うっかりときめいてしまうくらいです。この振り付けによって、「踊ってみた」動画が爆発的に広まりました。

この動画はその中の一つ。おじさんが一生懸命踊る姿に、「癒される」というコメントが多数ありました。踊りもキレがある上にオリジナルとはちょっと違うコミカルさがあって、なんとも言えず魅力的なんです。何度も見てしまいます。

エミネムがワグナリアで働くとこうなる 【WORKING'!!】

D
ニコニコ動画によるアニメの配信は定番化してきまして、中には未来日記のように、テレビより先行して配信するものもありました。視聴者としては、地域の放送局でやっていない作品も見れるというメリットがありますし、やっぱりコメント付きでアニメを見るのは楽しいです。

その中でもWORKING'!!は安定した面白さで人気を集めていました。この動画は、そのオープニングテーマと世界的なヒップホップミュージシャンであるエミネムの「Without Me」とのマッシュアップです。ラップとアニソンをどう組み合わせるんだ?とまず疑問を持つと思うのですが、組み合わせ方が絶妙です。日本のMAD作者の発想と技術は本当にヤバいレベルに達してますね。

とにかく楽しいマッシュアップで、見るだけで笑顔になってしまいます。エミネムの元の楽曲を知ってたり、最後のところで出てくる映画8 Mileの映像を知ってたらより楽しめると思います。

CBR1000RRとC57 1 貴婦人 【山口県 山口市 島根県 津和野】

D
この動画はニコニコの動画アワード2011グランプリ受賞作ですので、知っている人も多いかもしれません。

いわゆる「車載動画」と呼ばれるジャンルの動画で、バイクに乗ったUP主さんが、貴婦人の愛称で親しまれるSL機関車、C57と並走しに行く…という内容です。力強いSLの走りや流れる風景の美しさが曲とマッチして、爽やかな感動を届けてくれます。

音楽に合わせてはじめてのケーキづくり【スイートマジック】

D
ニコニコでは、料理動画も人気があります。美味しそうな食べ物は、見ているだけで楽しいですよね。

この動画は、Junkyさんとろんさんのオリジナル楽曲スイートマジックにのせて、UP主さんがケーキを作るというものです。

スイートマジックがお菓子作りをテーマにした楽曲なので、料理動画でありつつ、曲のPVでもあるというような作品になっています。動画編集も凝っていますし、なによりも作っているケーキが美味しそうです!

爆笑するサッカーゲームのバグ集

D
ゲームのバグって、ミスと偶然の産物なんですが、なぜかすごく笑えるものがあるんですよね。この動画は、サッカーゲームFIFA12のバグを集めたものです。息するのが苦しいくらい笑えました。

ただプログラマ視点だと、相当に高度な当たり判定とアニメーションをしていないとこういう現象って起こらないですから、笑えると同時に凄いなあと思ってしまいます。

サウンドロゴル 【ココロオドル】

D
ニコニコの初期からMAD素材として人気があるココロオドルをCMのサウンドロゴと組み合わせた動画。様々なサウンドロゴが、一個一個の存在感がありながら全体としては曲になっている…という、なんだか料理評論家みたいなコメントになってしまいましたが、そうとしか言いようのない不思議な魅力を持った動画です。

ちなみにこのココロオドルはレコード会社が権利関係に厳しくて、MADをアップロードしても削除されるというパターンが繰り返されていたのですが、権利関係的に問題ない耳コピを作ってしまった人がいて、権利関係の問題が生じることはなくなってます。素晴らしい貢献ですね。

【第6回MMD杯本選】初音ミクPV『ハートブレイカー』

D
ハートブレイカーは、メルトワールドイズマインなども収録されているsupercellのファーストアルバムに収録されている曲で、他の元々ニコニコ動画にアップロードされていた曲に劣らない素晴らしい曲です。

この動画は、その曲にMMDでPVを付けたもので、Lat式ミクモデルの可愛らしさと言い、疾走感のある表現と言い、見ていてワクワクするような、正統派のPVになっているのではないかと思います。

VOCALOIDミュージカル】Alice in Musicland【オリジナル曲】

D
最後に、2011年、僕が一番繰り返し見た動画は、OSTERさんのこちらの動画でした。VOCALOIDたちにミュージカル仕立ての楽曲を歌わせよう…と考えたとしても、それを実行するには才能と労力が必要だと思います。それを乗り越えて、僕達に与えてくれたOSTERさんには、本当に感謝するしかありません。

不思議の国のアリスに登場する、馴染みのあるキャラクターや、ミュージカル風でストーリーを生かした楽曲や、可愛らしいアニメーションなど…全てが魅力的です。最後のところは何度聞いても感動してしまいます。技術的にも、ミクの追加音声ライブラリappendを全て使っていて、まさにVOCALOIDに歌わせる技術の粋を尽くした動画と言えるのではないかと思います。

もし気に入った方は、PSPのソフトPoject DIVAで作成したこちらのPVも素晴らしいので是非見てみてください。


…というわけで、2011年のおすすめ動画でした。僕たちを楽しませてくれた、全てのUP主さんたちと運営の皆さんに感謝したいと思います。来年も素晴らしい動画に出会えるといいですね!