Google Chrome OSの価格について

先日、Chrome OSに関する記事を書いたのですが、その中で「カギになる」と書いたネットブック向けWindows7の価格について、こちらの記事BPニュースセレクト :テクノロジー :日本経済新聞で情報が出ました。少し引用しますと、

 ネットブックの場合、マイクロソフトのOSが占めるコスト比率は5%強とされ、仮にクロームOSのような無償OSが提供されてこのコストがゼロになるなら、パソコンメーカーにとって大きな意味を持つ。
 現在、ネットブックの多くはOSに「WindowsXP HomeEdition」を採用しているが、Windows7シリーズでネットブック向けと定義される「Windows7 Starter Edition」の提供価格はXPよりかなり割高になるとの指摘がパソコンメーカーから出ている。一部情報では、コスト全体の10%を超える可能性もあると見られている。

とのことで、やはりWindowsXPよりは高くなるようです。コスト比率5%が10%に、ということは、ネットブックの価格帯から考えて、5000円くらいになる、ということでしょうか。
ということは、単純に考えて、このまま行けばChrome OSを採用することによって5000円安いネットブックを作ることができるということになります。SSDの容量も少なくて済みますから、合わせて6000円〜7000円くらいは安く作れそうですね。これはかなりのインパクトだと思います。
最近入ってきたこちらのニュースの通り【PC Watch】 Microsoft、2009年第4四半期は大幅な減収減益 〜通年の純利益も2桁の落ち込みマイクロソフトの業績は順調とは言えません。サポート体制のことを考えても、ネットブック向けWindowsXP Homeの提供は抑えて、利幅の大きいWindows7を広めたいところです。Chrome OSが出てくる来年末までに、どのような手を打ってくるのか?楽しみですね。